6月1日号の東洋経済の特集が『クスリの大罪』です。
興味のある方は読んでよらえればと思いますが
世の中には光と影があります。
この見出しは医薬品業界からかなりの反感を買いそうです。
特集の中の一つに高齢者の薬が減らない現実があると記事がありました。
実際に医師から医師への伝達がうまく行っていないことなどの理由で
何故、いまその薬が必要なのか不明なまま、継続して処方されてしまうという現実があると。
これは確かに問題です。
最近は独居の高齢者も多く、薬に疑問を感じるばかりか
薬の量を周りと競って笑い話にして喜んでいる光景もあります。
本人は今が維持できれば問題ない
そんな感じなので、家族が一度内容を確認し医師に相談するということも必要かもしれませんね。
薬というのは
全て悪いわけではありません。
ときに、その薬のお陰で日常生活が送れている人もいます。
志高い人達の日々の研究があって初めて救われる命もあります。
みなさんは、国がどうやって承認しているのかご存知でしょうか?
研究課程でどのようなことが行われているかご存知でしょうか?
世のなかに無かったものを後世に伝えるには
今の患者の協力が必要だってことをご存知でしょうか?
心無い方は、きっと患者が実験台と思うかもしれませんが
その患者さんは、自分の血液やデータが後世に同じように苦しむ患者を救うことなるなら喜んで協力する
と言って情報を提供してくださっているのです。
さらには、安全に治療できるように必死に国と戦う人もいますし
規制を整えてくれている人もいます。
今の医療制度をつくり、だれでも保険診療が受けられるという恵まれた環境を作り出すことも
どれだけの苦労があったのか想像できますでしょうか?
もちろん薬を出しておけばいいと考える医師もいるかもしれませんが
薬だけが問題ではなく、医師の問題も大きいはずです。
さらには、薬をもらうことで満足する患者にも問題があります。
決して、薬が全て悪いわけではありません。
一言でくくるのではなく、使い方を患者も学ぶべきです。
正直、私は出来るだけ薬は飲みません。
にわか知識で薬を否定する人がとても多いことは、少々疑問を感じます。
私は薬のリスクを考慮し、出来るだけ頼らないようにしているだけです。
しかしメリットもあることを忘れてはいけません。
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